早期英語教育について

私は現在の早期英語教育に反対です。私が反対する理由の一つは、現状の英語教育方法では、政府が求めている国際人の輩出がほぼ不可能な点です。

実際にイギリスで2年間働いて感じましたが、英語力以外に大切な能力を備えない限り、世界で第二言語を使って働くには無理があります。現状だと厳しい、ということが私の判断です。現在の早期英語教育に反対しているからこそ、みなさんに大切な教育方法をお教えしたいなと思います。

早期英語教育に反対しているからと言って、英語を使えなくていいとは思っていません。私自身、英語を自由に使えるようになり、多くのことに対してハードルが下がりました。いろいろな事に挑戦しやすくなりました。

例えば、急に海外転勤になっても英語が話せると、多くの国で安心して生活を送ることが出来ます。外国の資料も読むことが出来るので、新たな知識を得ることも可能です。一番大きいメリットとしては、外国の方と容易にコミュニケーションが取れるようになるので、世界に対する意識も変わりますし、人生観、価値観も大きく変わります。英語を使えることで多くのメリットはあっても、デメリットは一つとして見つかりません。英語で悪口を言われたときに気付いてしまうことくらいでしょうか。(笑)

 私が英語を教える立場になろうと思ったきっかけの一つが、いろいろな方と「自分の言葉」でコミュニケーションを取りたいと思ったことです。現在は、技術の向上により、アプリやインターネットで簡単に翻訳することが出来ます。今の翻訳アプリは本当に凄いですね。英語を話せる必要性を一瞬で感じさせなくするほど、すばらしいです。

しかし、人とコミュニケーションを取る上で、「自分の言葉」で伝えるということは今も昔も、そして未来においても一番大切なことではないでしょうか。私はそう感じます。そして、こんなにもアプリ等が発達していて便利になっている一方で、多くの方が英会話を習っているのも、やはり「自分の言葉」で相手に伝えたいという思いがあるからではないでしょうか。

いくら国際化が進んでいるといわれても、ほとんどの方が日本を出ずに、英語を必要とせずに一生を終えていくかと思います。なので、私自身が早期英語教育に反対なのも、無理に嫌な人に英語を押し付ける必要がないと感じているからです。英語を使える人が翻訳して、英語のアプリを有効的に使えば問題はありません。

「英語を話せるとすごい」という固定概念が日本では当たり前になっていますが、そんなことはありません。

人や色んな物事に興味さえ持てる子どもであれば、いつか英語を自分から学びたいと思うはずです。