本を読むことの大切さ

 講師という職業柄、特に英語を教えているからでしょうか。子供への教育について、悩みや相談を聞くことも多いです。私がオススメしているのは、とにかく本を読むことです。読書は日本語力を鍛えることも出来ますし、情景を想像する力も付き、登場人物の感情をくみ取る力も付きます。

 以前、「読み聞かせをした方がいいですか?」という質問を受けました。私は読み聞かせは子供にとって、とても良いと思っています。その理由は、親から子供に言葉を与えることが出来るからです。子供が言葉に興味を持つ一番の理由は、自分の大好きな人が言葉を使っているからです。大好きな人の言葉を覚えたいからこそ、言葉に関心を持つと思っています。赤ちゃんの頃からたくさん話しかけている親の子供は、表情豊かな子も多いですし、発話が多い子が目立ちます。

 子供に本を読んでほしいのであれば、まずはお母さんお父さんが本を読んでください。お母さんお父さんが読まない本を、子供が興味を持つようになるわけがありません。音楽家の子供は音楽家になりやすいですし、スポーツに関しても親がしているスポーツをする子供が多いです。最終的に読書をするかどうかは本人が決めることですが、幼少期からの環境は子供の成長にとても影響します。

 私も本を読むのが好きですが、両親が読書好きだったために身近に本がありましたし、よく図書館にも本屋さんにも連れて行ってもらっていました。

 本を読むことで、早期から塾や習い事に費やすより、たくさんの事を得られると思います。将来、会社で企画書を作るにも文章を書く能力は必要ですし、プレゼンで相手の心を引き付けるにも言葉巧みな話術が必要になってきます。早いうちから読書で日本語力を身に付けていくことはとても大切なことです。本を読み続けることで必然的に集中力も身に付きます。

子供への教育について悩む前に、まずは自分自身が率先して本を読んでみてください。子供は親が好きなことには必ず興味を持ちます。あとは、子供の手の届く範囲に絵本を置いたり、買い物のついでに本屋さんに寄ってみて、子供に本が身近にあることを教えてあげてください。子供に何かをさせようとするのではなく、まずは自分から始めてみてください。あなたが難しいと感じることを、子供が出来るはずがありません。