伝わる英語を話すには?

 先ほどは、リスニングスキルアップ方法についてお話しました。相手が何を言っているかが分かれば、次は相手に伝わる英語を話したいですよね。実際に経験した結果、日本人の英語が伝わらない理由をここでお教えします。これを改善するだけで、今の英語力でも格段に相手に伝わるようになります。

1.大きな声で話すこと

 海外旅行をしたことがある方、留学された方で、自分の話した英語を聞き返されたことってありませんか?

私は何回もあります。特に多かったのが、カフェでの注文。毎回、「Pardon?」や「Sorry?」と聞き返されていました。最初の頃は、「私の英語が間違っているんだ。」と焦って不安になったり落ち込んでいましたが、ある日気が付きました。

私の英語、全く間違っていないと。

イギリスに住み始めた頃は、もちろん英語力がままならなかったので、相手に伝わっていないのかなと思うこともありましたし、実際に伝わっていなかったり間違った英語を話していたと思います。しかし、アパレルで毎日お客様の相手をしているのに、カフェでカプチーノを頼むのを間違うはずがない。そんなことありえませんよね。

そこで気が付いたのが、私の「声が小さい」ということ。声の大きさに気付いてからは、意識して大きな声で注文してみると、聞き返されることはなくなりました。なんだ、声の大きさかと愕然としたのを覚えています。

 確かに海外の方って、ホントに声が大きいんです。日本だと、特に女性は大きな声ははしたないとされている空気感があるので、非常識に大きな声を出すことはないですよね。たまに電車の中で大声で笑う学生たちを見てびっくりするくらいです。そんな私も高校生の頃はとてもうるさく、みんなでファミレスに行っている時によく店員さんに注意されました。そんな私も社会人になり、大きな声で話すことはなくなりました。適度な声の大きさで話す術を身に付けました。

 それほど、日本人は声の大きさに敏感です。

 しかし、イギリスでは違いました。ロンドンにいた頃に、知り合いの方に、イギリスで一番のシェフがいるレストランに連れて行ってもらいました。そこは、高級ホテルの中にあるレストランで、お客様も明らかにお金持ちそうな方々ばかり。店内はかなり広々として、隣のテーブルとの距離もとても広く、凄く落ち着いた雰囲気のレストランでした。日本だとレストランに入った瞬間、誰の声も聞こえないほどのテーブル間隔ですが、こちらのレストランはとてもにぎわっていました。大きな声で話さないと聞こえなかったのを覚えています。イギリスで一番の高級レストランでさえも、みなさんとっても声が大きいです。私たち日本人が多少大きな声で話してみたところで、普通かもしくはまだ小さいかもしれません。

 苦手な英語を話すときは、間違いを相手に聞かれたくないため、より一層自信がなく声が小さくなりがちです。相手に聞き返されるのは、英語が間違っているのではなくて、ただ単に聞こえていないだけ。海外で英語を話す際には、思いっきり大きな声で話してみましょう。きっと伝わるはずです。

2.ハッキリと話すこと

 日本語は他の言語に比べると、あまり口を開けなくても話せます。一方、英語は表情筋をよく使います。なので、口の大きさを意識しないとどうしても伝わりにくいです。

 先ほどの声の大きさでもありましたが、口を大きく開けないことによって、どうしても声が口の中にこもってしまいます。そうすると、相手にとって聞き取りづらい英語になります。特に英語が苦手なうちは、発音にも自信がないと思うので、まずは意識して口を大きく動かして話してみてください。きっと相手に伝わります。慣れてくると、意識しなくても自然と出来るようになってきます。

 英語を勉強するのももちろん大切ですが、今すでにある英語力をより確実に、相手に届けるための簡単なコツをご紹介しました。ぜひ活用してください。