メッセージ
イギリスに2年間滞在中、英会話はずっと大きな課題でした。
ロンドンに住み始めた頃は、全く話せずに銀行の口座開設、職探しなど苦労の連続。どうすれば1日でも早くネイティブに近づけるかの試行錯誤の繰り返し。
ロンドンは、「人種のるつぼ」と言われているだけあって、イギリス人よりも外国人の方が多いぐらい多国籍です。もちろんネイティブ並みに英語を話せる人は数少ないのですが、みんな自信を持って英語を話して仕事をし生活しています。
そんな人たちを見て思ったのが、「英語の発音がおかしくても、文法が間違っていても、伝えたいって思いがあればちゃんと相手に伝わるんだ。」ということです。
言葉は単なるコミュニケーションのツールでしかないということ。
日本人は昔から、学校教育で英単語のスペルや文法をひたすら学習しています。学校で大切なのはスペルが合っているか、文法が合っているか。マルバツでの学習を長年してきたので、いざ会話をしようとしても「正しい英語」を使えているかどうかを先に考えてしまい、委縮してしまうんですよね。
私自身、このことに気付くのに時間がかかりましたし、気付いたところで長年のイメージは簡単には覆りません。正直、今でも初対面の相手やきちんとした場では委縮してしまいます。
でも大切なのは、英語はコミュニケーションツールの1つでしかないということ。
難しい文法や英単語は、英会話に必要ありません。
誰もがわかる言葉で相手に伝える。
それが、世界に共通するコミュニケーションではないでしょうか。
講師 / 英語コミュニケーションアドバイザー
小川 彩美
Ayami Ogawa
立命館大学経営学部卒業。英検準1級・TOEIC 785点取得。一般企業に就職・勤務後、27歳にイギリスのワーキングホリデー・ビザ(YMS,Tear5)を取得、ロンドンに2年間滞在。現在、フリーランスの英会話講師として多数の大学、企業で活躍。幼稚園の英語教育コンサルタントにも携わる。
ロンドンの観光中心地、コベントガーデンにあるデザイナーズブランドのブティックにて勤務。現地レストランでの勤務経験あり。
イギリス、ヨーロッパ各国、アメリカなど様々な国のお客様の接客経験をもとに現地でリアルに使われている英語を、英語初心者の方向けに提供。
旅行した経験のある国:イギリス・スコットランド・イタリア・フランス・スペイン・オランダ・ドイツ・オーストリア・チェコ共和国・クロアチア・アメリカ(グアム、ハワイ)・シンガポール・マレーシア・中国(上海・香港・マカオ)・韓国